羂索の強さ【評価S＋】

複数の術式を所持

自身の「肉体を乗っ取ることができる」術式以外に、現在の肉体である夏油の「呪霊操術」、以前肉体を乗っとっていた虎杖香織の「反重力機構」と3つの術式を所持している。戦闘で使用するのは「呪霊操術」と「反重力機構」だが、「呪霊操術」はそれ一つで国家転覆が可能なレベルの術式。その強さは所持している呪霊によるが、特級呪霊複数を使役し、それを繰り出していけるのは相当な脅威である。また、「反重力機構」を術式反転で繰り出すことで重力による攻撃が可能。羂索の周囲に強力な重力をノーモーションで発生させることができるので、相手はまともに近接戦闘を行うことすらできない。重力攻撃はインターバルが発生するが、その隙を「呪霊操術」で補えるので相性補完も抜群である。

天元に次ぐ結界術の使い手

結界術に長け、「天元に次ぐ結界術の使い手」とされている。ゆえに領域の押し合いも最強レベルと思われる。羂索は外殻を閉じないタイプの領域で、領域同士の押し合いは発生しないが、領域内で術式の必中効果を巡った押し合いが発生し、おそらくこの押し合いで負けることはないと思われる（外から破壊される宿儺や五条と言った規格外はまた話は変わってきそうだが）。領域展開で負けることがないので、その時点でまともに羂索に勝つのはほぼ不可能だろう。

九十九に勝利

作中では特級術師の九十九に勝利している。しかも、相手は脹相、天元のサポート付き。そんな不利状況の中、特級術師を単独で倒すことができるのは、この作品の天井を除けば羂索くらいだろう。髙羽との戦闘に気を取られた上での乙骨の不意打ちといった意識外からの一撃でもなければ、羂索を倒すことはできなかっただろう。

五条には勝てない模様

現代最強の術師である五条とはまともにやり合おうとせず、「封印」という手段を選んだ。これは過去に二度「六眼持ちに敗れている」という経験があったためであり、どういう意味での「敗れた」かは不明だが、作中での描写を見る限りおそらく五条には勝てなそうである。なので、特級術師よりは上なのは間違いないが、五条や宿儺といったこの作品の天井よりは明確に下だろう。